発酵熟成プラセンタとは? 普通のプラセンタとの違いを、処方の裏側から解説します
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発酵熟成プラセンタとは?
普通のプラセンタとの違いを、処方の裏側から解説します
NEROLI LABO コラム | 成分解説
「プラセンタ配合」と書かれた化粧品は、ドラッグストアにもたくさん並んでいます。
でも、その中身がどれくらい入っているか、気にしたことはありますか。
NEROLI LABOの化粧水は、ベース(土台)の約77%が「発酵熟成プラセンタエキス」。ふつうの化粧品で「水」が占めるポジションを、まるごとこの原料に置き換えています。
この記事では、そもそもプラセンタとは何なのか、「発酵」と「熟成」で何が変わるのか、分析データをもとにお話しします。
プラセンタは「胎盤」から抽出されたエキスです
プラセンタとは、哺乳動物の胎盤のこと。お母さんのお腹の中で赤ちゃんを育てるための臓器で、酸素や栄養を届けたり、老廃物を処理したり、ホルモンを作ったり。小さな身体ひとつ分の生命活動を、この臓器だけで支えています。
そのため、プラセンタには驚くほど多くの成分が含まれています。21種類のアミノ酸、ビタミン、ミネラル、成長因子(EGF様成分など)、ムコ多糖類――。人の身体を構成する要素が、ぎゅっと詰まっている。だから古くから「特別なもの」として扱われてきました。
中国の代表的な薬学書『本草綱目』(1596年)には「紫河車」という名でヒト胎盤が記され、滋養に用いられた記録が残っています。現代の日本でも、更年期障害や肝機能に対する医療用医薬品として、プラセンタ注射が使われています。
化粧品に配合されるプラセンタエキスは、この胎盤から有用成分を抽出したもの。アミノ酸が天然の保湿因子として肌にうるおいを届け、キメを整える働きが期待されます。
「発酵熟成」で、プラセンタはどう変わるのか
NEROLI LABOの化粧水に使っている「発酵熟成プラセンタエキス」は、株式会社ホルスが開発した世界初の原料です。米国のPCPC(国際化粧品原料命名委員会)と日本化粧品工業連合会に申請し、国際的な化粧品原料名称(INCI名)を取得しています。
製造方法は特許を取得しています(特許第6282243号「発酵熟成プラセンタ溶液の製造方法」)。
味噌や日本酒と同じ、「発酵」という知恵
日本には、味噌、醤油、日本酒、納豆と、1,000年以上にわたって発酵を使いこなしてきた文化があります。微生物の力で素材を分解し、もとの食材にはなかった新しい成分や風味を引き出す技術です。
発酵熟成プラセンタも、考え方は同じ。モンゴル産馬のプラセンタエキスに黒糖を加え、酵母菌でじっくりと発酵させます。その後、さらに一定期間「熟成」の工程を経て、ようやく完成します。
この「発酵+熟成」の2段階を経ることで、プラセンタエキスの成分組成が大きく変化します。次のセクションで、実際の分析データを見てみましょう。
分析データで見る、発酵前後の違い
以下のデータは、一般財団法人 日本食品分析センターによる分析結果です(原料メーカー提供資料より)。
アミノ酸が大幅に増加
発酵・熟成によって、主要なアミノ酸の含有量が軒並み増えています。
| アミノ酸 | プラセンタエキス末 | 発酵熟成プラセンタエキス末 |
|---|---|---|
| アラニン | 390 mg/100g | 1,140 mg/100g 約2.9倍 |
| リジン | 360 mg/100g | 1,060 mg/100g 約2.9倍 |
| セリン | 210 mg/100g | 690 mg/100g 約3.3倍 |
| プロリン | 170 mg/100g | 530 mg/100g 約3.1倍 |
| ヒスチジン | 150 mg/100g | 490 mg/100g 約3.3倍 |
| トリプトファン | 60 mg/100g | 210 mg/100g 約3.5倍 |
| シスチン | 0.00 mg/100g | 130 mg/100g 新たに生成 |
注目したいのはシスチン。もともとのプラセンタエキスにはほぼ含まれていなかったのに、発酵・熟成を経て130mg/100gまで増えています。原料メーカーの資料では、シスチンには抗酸化作用があるとされています。
アミノ酸は肌の天然保湿因子(NMF)の主成分。これだけ多くのアミノ酸を含むエキスが化粧水のベースになっている、という処方は、なかなかありません。
ミネラル・ビタミンも増加
ミネラルの変化(mg/100g)
ミネラルは約3〜4.5倍、ビタミン類(B1、B2、B6、ナイアシン)は約2〜3.6倍に増加が確認されています(日本食品分析センター分析)。
抗酸化力は約4.8倍に
プラセンタエキス末: 60 μmol TE/g
発酵熟成プラセンタエキス末: 290 μmol TE/g(約4.8倍)
分析機関: 一般財団法人 日本食品分析センター
ORAC値は、活性酸素をどれだけ吸収できるかを示す指標。発酵・熟成を経たプラセンタは、通常のプラセンタエキスと比べて約4.8倍の数値を示しています。
「分子量」の話――肌に届くサイズとは
化粧品の成分がどれだけ肌に届くかは、分子の大きさに左右されます。一般的に、分子量が小さいほど角質層を通りやすいとされています。
発酵熟成プラセンタエキスは、通常のプラセンタエキスと比べて分子量の分布が変化しています。
分子量分布の比較
濃い色 = 発酵熟成プラセンタ / 薄い色 = 通常のプラセンタ
分析機関: 日本食品分析センター
10%
15%
27%
7%
9%
32%
発酵熟成プラセンタは、分子量1,000〜3,000の帯域が38%ともっとも多く、さまざまなサイズの成分がバランスよく含まれています(原料メーカー分析データ)。
保湿試験でも、水や通常のプラセンタエキスと比較して、塗布後の肌水分蒸発が抑えられ、長時間うるおいが持続することが確認されています(原料メーカーによる自社分析)。
「約77%配合」は、何がすごいのか
一般的な化粧水の全成分表示を見ると、いちばん最初に書かれているのはほぼ「水」です。化粧水の60〜80%は水がベース。残りの20〜40%に保湿剤や美容成分が溶けている、という構成がほとんどです。
NEROLI LABOのTimeless Skin Lotionは、その「水」の代わりに発酵熟成プラセンタエキス液を使っています。配合比率は約77%。つまり化粧水の土台そのものが、プラセンタの発酵液でできています。
「プラセンタ配合」と書かれた化粧品の多くは、数%程度の配合量。成分表示の後ろのほうに、ひっそりと名前が載っていることも珍しくありません。約77%という数字は、配合成分の「主役」ではなく「舞台そのもの」にプラセンタを据えた、という処方の考え方の違いです。
さらに、この新しい発酵熟成プラセンタエキス液は、全成分から「水」の表記をなくすことに成功しています。防腐剤フリー、エタノールフリーも実現。成分表示がシンプルになっているのは、処方のシンプルさの表れでもあります。
この化粧水に入っている、もうひとつの話
Timeless Skin Lotionは、発酵熟成プラセンタだけで成り立っているわけではありません。残りの約23%にも、厳選された成分が詰まっています。
ナイアシンアミド(ビタミンB3)、フラーレン(Natural Fullerene認定ロゴ取得・規定値1%以上配合)、リンゴ果実培養細胞エキス、シロキクラゲ多糖体、水溶性プロテオグリカンなど。どれも、それぞれ単体で主役を張れる成分ばかりです。
これらの成分については、また別の記事で詳しくお伝えしていきます。
この成分を配合した商品
NEROLI LABOのTimeless Skin Lotionは、発酵熟成プラセンタエキスを約77%配合。ベース成分として、肌のコンディショニングを朝晩のスキンケアで継続的にサポートします。
まとめ
発酵熟成プラセンタエキスは、馬プラセンタを酵母と黒糖で発酵させ、さらに熟成させた世界初の化粧品原料です。特許取得の製法により、アミノ酸・ミネラル・ビタミンが大幅に増加し、抗酸化力は通常のプラセンタエキスの約4.8倍。分子量のバランスにも優れ、肌にうるおいを多層的に届けます。
NEROLI LABOの化粧水は、この原料を約77%という高い比率で配合し、化粧水の「水」をまるごと置き換えるという処方設計を採用しています。
成分表示を読むのは少し面倒かもしれませんが、「最初に何が書かれているか」を見るだけでも、その化粧品の考え方が見えてきます。気になった方は、ぜひお手持ちの化粧水の裏面を確認してみてください。
データの出典
アミノ酸・ミネラル・ビタミン・分子量分布・ORAC値の分析: 一般財団法人 日本食品分析センター(原料メーカー 株式会社ホルス提供資料より)
保湿試験: 株式会社ホルス自社分析
特許情報: 特許第6282243号「発酵熟成プラセンタ溶液の製造方法」(特許権者: 株式会社ホルス)
INCI: Saccharomyces/Black Strap Powder/Placental Extract Ferment Filtrate(PCPC・日本化粧品工業連合会登録済み)
※本記事に記載の数値は原料自体の分析データであり、NEROLI LABO製品での効果を保証するものではありません。
※効果には個人差があります。
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